夢と魔王

夢 vs 魔王



先日、高校二年生の娘が海外へと旅立ちました。

彼女が、海外や外国語に興味を持ち出して、『留学したい』と言い出したのは中学生の頃。

留学制度が整っている高校を選び、勉学に励みましたが、コロナによって、高校の留学制度が中止。

コロナ・戦争・円安・・・海外へ行くことが決していいタイミングではないとは思います。



何度も彼女と話し合いをしましたが、答えは『予定通り高校二年生の夏休みは留学する。その決断に迷いはない！』これのみ。



いやあ、勇ましい姿でしたよ。



一体誰の血を引き継いだ？そう疑うのにも理由があります。



私の実話ですが（いつも実話ですけどね）、

私が通っていた学校も留学制度があり、海外に興味があった私は、もちろん入学時は留学を希望していました。



夢は語ってる時が楽しいもので、



いざ現実が近づいてくると、問題が発生したり、壁が出来たりするものです。これらのトラブルや壁は、夢に近づいているサインなんですけどね、

ほとんどが『今はチャンスではないんじゃないか』『今じゃなくても、数年後の方がベストなタイミングだ』と思ってしまうもの。



私も、そのほとんどの一人だったので、大した理由なんてなかったのでしょうが、半分怖くて、半分面倒になってしまったんでしょう。



留学のチャンスなんてこの先いくらでもあるだろうって。



せっかくの留学のチャンスを自分から諦めてしまったんです。



さあて、私の未来はどうなったか？



大学時代は、恋愛やバイトが楽しくて、留学行く暇なんてあるわけない。

それどころか、赤ちゃんできて、結婚までしてしまったではないですか



学生時代に留学しなかった後悔から二十数年。



しつこいけど、未だにずっと引きずってますよ。



何度か人生の失敗を繰り返して、ようやく、人生のカラクリというものに気づいたわけです。



夢を現実にするための行動指針の一つに、【夢に日付を設定すること】というのがあります。



日付が近づくと、魔王がやってきて『今は厳しいよ〜タイミングずらしたら？』『ほらほら、こっち向いてごらん。こっちのほうが人生楽しいいよ〜』と悪の囁きが入ります。

やっかいなことに、魔王の力は、私たちの夢に対する思いや覚悟が強ければ強いほど、大きいのです。

魔王は、夢に向かおうとしている人間の心に入ってくるものです。



この魔王と戦う三つの武器



①人の心には夢を邪魔する魔王が住みついている、と存在を知っておくこと。

②『あなただったら大丈夫！！』と言い続けてくれる家族、仲間の存在。

③チャンスをいただけたこと、夢に近づいたことに感謝をすること。