ヘアドネーションしてきました①
ヘアドネーションしてきましたあれはたしか30のころ…ちょっとお姉さん世代お雑誌の表紙に「人生最後のロング」の見出しに、なるほど! と妙に納得しました。その時から40になったらロングは終わろうと、ずっと決めていたんです
(そういう、なにかを思いこむクセがあります)
子供の頃から、幼くみられることがコンプレックスでした
背が低かったせいで、
高校生のときは小学生に間違われ
20のころは中学生に間違われ
大人っぽく見られたかったのと
あとは、子供の頃、自分はロングヘアに憧れていたのに、母が「短い方がいい」とか「ショートの方が可愛い」と誘導してきました 今思えば、自分で手入れができなかったら仕方ないよね〜
でも母に気を遣って「短い方が好き」って言っていた小学生のわたし……
その後、今の仕事を通じて、ウィッグの試着イベントでメイクサービスに入らせていただいたことをきっかけに、ヘアドネーションを意識するようになりました
決意したのは2019年にサロンを出した時。
オープンの準備をしているときに、この仕事を始めたころに知り合ったママ友とモーニングをして、
その時、彼女が病気でウィッグをしていることを、初めて打ち明けられました。
イベントなどで短時間会ったときに、あれ、もしかして、とは思っていたのですが、聞けずにいて。
「いま経過観察なんだ」って、笑って教えてくれて、心から安堵したのを今でも覚えています。
あの時の、あの喫茶店の、木の床、木のテーブル。ちょっと肌寒い店内と、フルーツたっぷりのモーニング。
わたしは一生忘れないと思います。
IT系のお仕事をしていた彼女は、ネット集客のいまをいろいろ教えてくれて。
「ほんとにすごいね、頑張って!」って応援してくれました。
そのときに「ウィッグって、色々あって、地毛では挑戦できない金髪とか、今日はロングって遊べて、なかなかいいんだよ」って教えてくれました。
そんな彼女は、コロナ禍の昨年亡くなりました
小さな子供を残して、どんなに無念だったか、想像もできません。
わたしの年賀状リストには、いまでも彼女の名前が消せずに残っています
2021/12/31 16:10