表皮は4層構造になっています。表皮の細胞は一番下にある基底層で生まれ、その後、形や性質を変えながら上へ上へと押し上げられていきます。そして、角質層で、水分の蒸散を防ぐバリア機能を発揮し、最終的に垢[あか]としてはがれていきます。この過程を角化[かくか]といい、角化によって細胞が生まれ変わることを表皮の新陳代謝(ターンオーバー)といい、約28日間でおこなわれているといわれています。
表皮の新陳代謝がよいと、角質層のうるおいを担うNMF(自然保湿因子)や、細胞間脂質(セラミドなど)がつくられます。
また、表皮細胞の隙間にはヒアルロン酸などの基質があり、表皮のうるおいを保っています。
「肌のしくみ」の記事一覧
- 素肌の美しさをつくるキメ
- 私たちのからだを守っている皮膚の構造
- 新陳代謝で生まれ変わる表皮
- 角質層のはたらき~バリア機能~
- 肌のハリを保つ真皮
- 肌と生理
- 肌と季節
- 肌と年齢
- 男性の肌の特徴