商品サイドストーリー 重ね香
「洋と和の協奏」の世界観を再現するコラボレーションフレグランス
メナードでは、日本の画壇を代表する画伯とのアーティストフレグランスを生み出しています。日本画家 田渕俊夫画伯とのコラボレーションフレグランス「緑映」に続く第二弾が、「重ね香」。ほのかで繊細な日本の美を追求した第一弾とはまったく異なる側面を打ち出すため、「洋の文化を受け入れながら、和の伝統を慈しむ、現代日本の協奏的な和」というテーマを設定し、日本洋画界を代表する島田章三画伯にコラボレーションを依頼しました。
ぬくもりが広がる漆黒ボトル
島田章三画伯自身が香水容器のコレクターということもあり、ボトルデザインのアイデアを積極的に提案していただきました。さまざまな構想を経てたどり着いたのが、手づくりのぬくもり感を体現したアシンメトリーな漆黒のボトル。首の飾りには、海外の方にもジャポニズムを感じていただけるよう「水引」を採用しました。
始まりは、世界観を共有することから
島田章三画伯によるアートの世界観にもとづいて「洋と和の協奏」を表現する。このコンセプトは、調香担当の研究員にとって非常に高いハードルとなりました。百聞は一見に如かず。同画伯の世界観を理解するため、研究員たちはメナード美術館に所蔵されている作品を鑑賞することから始めました。
香調の骨格形成につながった閃き
研究員たちが作品からインスピレーションを受けたのは、「シック」「ウォーム」「モダン」というキーワードでした。これをもとに香調の骨格を形成し、黒・茶系のボトルカラーを表現するウッディーノートをベースとして設定。さらに、ポイントの色使いからバラ系・スパイス系でアクセントを加味した香りを採用しました。
とことん続いたプロのこだわり
「洋と和の協奏」を表現するには、さらなるこだわりが欠かせませんでした。その成果が、「アンブレット・シード」オイルなど4種の香りを効果的にブレンドした「FEアロマ」(フェミニン・エナジー・アロマ)※(芳香成分)の配合。女性の魅力を引き出す「ムスク」に似た香りがそれまでの香りと見事に溶け合い、「洋と和の協奏」の世界が再現されることになりました。
※香料
とことん続いたプロのこだわり
島田章三画伯と研究員の探求心、ものづくりに対するこだわりが昇華して完成したコラボレーションフレグランス「重ね香」。その反響は想像を絶する大きさで、フランスでのプレス発表後には関係者から問い合せが殺到。さらに雑誌「コスモポリタン」で紹介されると、問い合わせの電話や予約注文であふれるほどでした。